市場調査とインサイトの業界専門家は、数か月ごとに最新のGreenbook GRITレポートのリリースを待ちます。このレポートは、ダイナミックな業界で起こっていることの動向を常に把握しています。今月後半に、包括的な2021 GRIT Business and Innovationエディションがリリースされ、Greenbookは先週、6月30日の2021GRITフォーラムでデータのプレビューを公開しました。
フォーラム中、CintのChief Commercial OfficerであるJake Wolffは、パネルメンバーであるInsightsNowのDave Lundahl、quantilopeのMike Degagne、 GutCheckのJessica GaedekeとInnovateMRのMelissa Geathersらと一緒に「Evolving Industry Dynamics」と呼ばれるパネルディスカッションに参加しました。ジェイクを含む各パネリストは、セッションで扱った調査の結果とインサイトを基に、最終レポート向けの回答と解説を寄稿したメンバーです。
AIと機械学習を取り巻くトレンド、ダイバーシティとインクルージョンの向上などの市場調査業界における満たされていないニーズや、より高速でアジャイルな要求、自動化の威力など、多くのトピックが取り上げられました。Jakeは、市場調査業界で過去1年半にわたって発生したデジタル化に起因する大規模な変化に関する彼の期待と、その結果どうたったかという概況感の紹介をしました。
彼は、ブランドはインサイトを獲得する方法とサプライヤーと協力する方法を「トリアージ」(優先順位をつけること)しており、これは驚くほど前向きな利益をもたらす可能性があると述べました。 Cintで見られた傾向の1つは、クライアントが組織の部門や機能全体にわたるインサイトへのアクセスを民主化していることです。これは、より多くの人々がデータの力を利用できることを意味し、その結果、サプライヤーはこれまでやり取りのなかった部門の予算を利用できる、可能性があるということです。
業界の変革から生じる可能性のあるもう1つの付随的な変化は、ジェイクが「質問をしている人と答えている人の間の距離を縮める」と呼ぶものです。一言で言えば、回答者のエクスペリエンスは、これらの抜本的な変化の結果として「改善される」か、少なくとも「改善されるはず」です。最適化されたアンケートやより大きなインセンティブなど、個人が関与するより良い理由を提供することで、最終的にデータ品質が向上するからです。
最後に、Jakeは機会に溢れた全体観について説明しました。市場調査業界は投資家にとって非常に魅力的なオプションになり、多数の合併や買収を経験しており、かつてないほど急速に成長しています。投資が行われると、イノベーションの「潜在的な火花」が発生します。このパラダイムにより、業界は近い将来、物事を次のレベルに引き上げることを余儀なくされる可能性があります、という内容です。
パネリストは、各々のハイレベルな視点を共有した後、議論をさらに進め、専門家の「人的要素」と最新の技術革新を同時に実現することが、スピードと効率が同時に要求される昨今の状況において、前に進むために最も大事なものであるという事実に関する話を繰り返しました。またそのバランスが現在および将来どのようになるかを理解することが重要であり、それに向けたアプローチとソリューションを継続して提供できるようにするのです。
コロナ禍は、インサイト取得へのスピード、テクノロジーの利用、全体的なデジタル化、共感の必要性など、すでに業界に影響を与えているトレンドの「力の乗数」として真に機能し、業界の範囲とその将来を新しいレベルに押し上げている、という見方にすべてのパネリストが同意しました。市場調査業界に身を置くのはエキサイティングな時期が到来しているのです。
CintがGRITトップ50の最も革新的なサプライヤーとしてランク付けされているGreenbookによる2021GRITレポートにアクセスしてください。