パンデミック前にすでに一般化していたDIYの市場調査ですが、その後の世情により、そのツールとテクノロジーが新しいレベルに押し上げられました。 ESOMARによると、DIYリサーチセグメントの市場規模が単年で13億ドル規模に達すると予測しており、この傾向は続くと見込まれています。他のリサーチ結果でもこれを補足するように、DIYツールの使用がリサーチチーム内で70%増加するというデータもあるというのと、GreenbookのGRITレポートは、アジャイル手法(DIYなど)が72%のリサーチャーにより、近い将来のプロジェクトで利用する予定であること、を明らかにしました。
このDIYツール利用の加速にはいくつかの推進要因がありますが、その中でも特に、リモートワークの広がりとマーケティング予算の削減が影響していると考えられます。その上に、人々が行動を変え、ロックダウンのような危機管理主導の制限に対応するために、デジタル活動を増やすにつれて、世界がこれまでに見た中で最も急速に変化する消費者市場があります。そして、マーケターに対する更なるプレッシャーとして、即座にパーソナライズされた製品やサービス、およびコミュニケーションを提供する必要性が生じている、という事が挙げられます。
ブランドは、変化する消費者を迅速かつコスト効率よく理解できるようにする、消費者インサイトへのよりアジャイル(臨機応変)なアプローチを必要としています。 DIYは、仮に適切に実装されている場合には、市場調査ワークフローのすべてのステップに必要なスピードとコントロール性をもたらすことができます。かつては、DIYツールは設計が不十分で、ソリューションプロバイダーのサポートが不足していることがあり、あまり良くないイメージがある時期もありました。が、最近の DIY市場調査の様子は、テクノロジーのスマートなアプリケーション化、より優れたユーザーインターフェースの実現、トレーニングとサービスへのより合理化されたアプローチによってだいぶ変化しました。
回答者にリーチするための「Do It Yourself」アプローチに関しては、Access Pro by Cintは、柔軟性の高いテクノロジーに加えて、ユーザーがインターネット調査のために、世界最大の消費者パネルに簡単にアクセスできる直感的でシンプルなインターフェースを備えています。 130か国の1億4400万人以上のパネリストにリーチするために簡易化されたプラットフォームをもつCintテクノロジーは、DIYリサーチャーにとって重要なプロセスを担っています。 Access Pro by Cintのユーザーは、数回クリックするだけで、300以上のターゲティング属性を使用して適切な消費者のパネリストを見つけ、サンプル回収可否可能性を判断し、調査案件を設定して開始することができます。
バドワイザー、ギネス、ヨークシャーティー、ジャストイート、マーマイトなどの企業の広告キャンペーンに対する消費者の反応を測定するためにAccess Proがどのように使用されたか、さらに他のユーザーがどのように迅速にインサイトを取得し、Access Proを使ってリーチするのが難しい対象者を調査のために見つけるか、の方法についてもっと読む場合はこちら。
企業は、CintのBuyer APIを使用して、Access Proを自社のツールに完全にインテグレーションすることにより、マーケティングテクノロジースタックを完成させることもできますし、これにより、自社パネルやマーケットプレイスの活用のためのインテグレーションや、社内の市場調査プログラムの価格設定の管理など、さらに多くの機能が可能になります。
DIYの市場調査は、組織がより良い意思決定を行うために必要なインサイトへのより迅速で効率的なアクセスを約束します。コロナウイルスによる昨今の状況は、DIYソリューションプロバイダーを新しいレベルに押し上げ、この約束を実現する新しいプラットフォームとソリューションの開発に拍車をかけています。 DIYのアプローチでアジャイルに消費者のインサイトを明らかにすることをもう一度検討する時が来たかもしれません。